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<<   作成日時 : 2017/05/10 21:23   >>

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【オペラグラス】
「グレート・ギャツビー」
日生劇場

ジェイ・ギャツビー:井上芳雄
デイジー・ブキャナン:夢咲ねね
トム・ブキャナン:広瀬友祐
ジョージ・ウィルソン:畠中洋
マートル・ウィルソン:蒼乃夕妃
ジョーダン・ベイカー:AKANE LIV
ニック・キャラウェイ:田代万里生
画像

9日の昼に観てきました。

ギャツビーは原作未読、映画もヅカ版も未見でしたが、良かったです。
単純にお話が面白かった。
さすが世界の名作。

漠然と「ギャツビーの栄光と破滅の話」みたいなイメージだけあったので、あらすじ読んでちょっと驚いた。
え、これダブル不倫の話なの?と。

ギャツビーとデイジーはかつての恋人同士。
デイジーとトムは結婚していて、でもトムはジョージの妻・マートルを愛人にしている。
で、再会したギャツビーとデイジーも逢瀬を重ねる。

トムが誠心誠意デイジーを愛し続けていたら、ギャツビーが入り込む隙はなかったかもですね。
主な登場人物すべてと何らかの関りをもっているし、トムは一番のキーパーソンなんだな。

井上殿下のギャツビー、カッコよかったです。
戦争に行く前、デイジーと恋に落ちるが、身分違いを理由にデイジーの母親の猛反対に遭う。
それでもいつかデイジーを迎えるためにのし上がってきたという、とても一途な努力家です。
そうやって、「いつか絶対デイジーと」という信念をもって、彼女の邸宅の向かいに屋敷を構えたりするくせに、いざ再会するとなると偶然を装わないとできないというピュアさ。

ねねちゃんのデイジーはとにかく綺麗、可愛い。
金髪ウェーブのショートヘアも、あの時代特有のストンとしたラインの衣装もよくお似合い。
デイジーは絵に描いたような箱入りお嬢様。
結婚して一時の母になってもなお、少女のような雰囲気を保っている人。

デイジーが綺麗で純粋なお嬢様であることには異論がないのですが、ギャツビーが生涯をかけるほどの女性かと言われるとちょっと考える。
そこまで深いキャラクターには正直見えなかった。

最後、ギャツビーはデイジーのために死ぬわけですが、ギャツビーにとってのデイジーは1人の女性というより、ある種のシンボルだったのかなと思いました。
青春とか、純粋な気持ちとか、自分の人生の善いものすべての象徴。
ギャツビー自身はデイジーへの愛ゆえだという自覚かもしれないけど…。
私にはギャツビーがデイジーを神聖視しているようにも見えたので。

広瀬くんのトム。
こういう悪い役系の広瀬くん、初めて見たので新鮮でした。
しかしガタイのいいイケメンで、男尊女卑っぽい雰囲気とか、いかにもなマッチョ系アメリカンエリートに見えた!
登場する男性陣の誰より大きいところにまた説得力がある。

トムは明らかにマートルのことは愛人どまりで、デイジーと別れてマートルと結婚するとか、そんなことは毛ほども考えていない。
なのにマートルのほうはわりと本気でいつかトムと…と夢見ちゃってる感じが哀れでした。
そしてそんなマートルにぞっこんで、最後はマートルの仇を討って自分も死んでしまうジョージ、本当に気の毒。
気の毒オブ気の毒。
マートルは死ぬ時までトムのことしか考えてなかったよ、たぶん…。
マートルもジョージも、自分のことを全く顧みない相手のために命を落とすって、ねぇ…。

トムは最低の旦那だなとずっと思いながら観てたけど(真顔)、最後、ギャツビーの葬儀にデイジーを連れてきてくれたとこだけは見直した。
連れてきた後の、黙って煙草をふかす姿も。
なんとなく、トムなりの矜持が感じられたような。

ジョーダンはさばけたカッコいい女性でした。
AKANEに「自立した女性」させたら間違いないよね!
ニックとの別れは、ちょっとニックが気の毒だったけど、でもジョーダンのことはそんなに悪く思えない。
仕方ないよね、そういうこともあるよ、と思っちゃう。

万里生くんニックは一番、観客の目線に近いキャラ。
一番普通の、常識的な青年で、この話の中である意味和みキャラかもしれない(笑)
裏表がなく素直で、警戒心が強いであろうギャツビーがすんなりニックを受け入れるのもなんか納得。

あきちゃんがデイジーの母親役でした。
ギャツビーとのお付き合いに断固反対する厳しいお母さん。
(しかしあの状況では反対するの当然だとも思うけど)
あきちゃんがこういう憎まれ役するのも初めて観たかも。
コロちゃんはマートルの妹・キャサリン役。
コロちゃんとまりもちゃん、ねねちゃんが揃うと、私が一番観ていた頃の星組みたいで懐かしかった。

曲もどれも結構良かった…とは思うんですが、1回では覚えられなかった。
ニックとジョーダンのデュエット曲が、他と違ってポップで可愛い曲調で結構好きでした。
ギャツビーがデイジー宅のグリーンライトを眺めて歌う曲とかも綺麗だったような。

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