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<<   作成日時 : 2017/06/13 23:43   >>

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【オペラグラス】
「レ・ミゼラブル」
帝国劇場

ジャン・バルジャン:ヤン・ジュンモ
ジャベール:吉原光夫
ファンテーヌ:知念里奈
エポニーヌ:松原凜子
マリウス:田村良太
コゼット:小南満佑子
テナルディエ:KENTARO
マダム・テナルディエ:森公美子
アンジョルラス:相葉裕樹

ガブローシュ:廣田礼王恩
リトル・コゼット:宮島瑠南
リトル・エポニーヌ:岡田奈々


今年2度目にして見納めのレミゼでした。
前回と同じキャストはマリウスとマダム、あと子役ちゃんたち。

ジュンモさんバルジャン。
日本語に全く違和感がなくて、歌もすごくお上手でした。
唯一、「支度ハデキタ」だけやや片言風だね?と思いましたが(笑)
とても感情豊かで、かつその感情が表に出やすいバルジャンだと思った。
具体的に言うと、よく泣いてた(と思う)
司教さまに諭されるところで涙するバルジャンは初めて観たような…。

リトコゼに森の中で初めて会う場面、今まで私は「バルジャンがコゼットをコゼットと認識して声をかけている」と漠然と思っていたんですが、もしかして違うのかも?と思いました。
コゼットの名前を聞いたジュンモバルジャンが「コゼット…」と呟いていたので。
森の中で小さい子を見つけたからとりあえず保護しようとして、名前を聞いたら会いに行こうとしていたコゼット本人で、運命的な出会いに神の導きを感じているような、そういう風に見えました。

あ、あとファンテーヌが「罪もないのに あの子は死ぬわ」と歌うところで、バルジャンが「罪もないのに…!」とすごくハッとしているように見えた。
自分は罪を背負っているという自覚があるからこそ、無垢なものへ反応してしまうというか…。

ラストの民衆の歌のとき、バルジャンが司教さまと抱き合ってから列に入っていた、熱い師弟みたいだった。

吉原さんジャベール。
バルジャンより背が高く、ガタイがいいので、オリジナル版のバルジャンにだったら勝てたんじゃないかと思う。
新演出版のバルジャンは基本的に野獣系だから、惜しいところで今回も負けちゃいますが(笑)
ガタイはいいけど紳士でした。
かなり有能そうに見えるのに、どうしてファンテーヌの逮捕の時、男の言い分を鵜呑みにしてしまうのか…。
自殺シーンでコートのボタンを留めるのにはグッときました。

ものすっごく今更なんですが、自殺シーンのジャベールの歌ってバルジャンが生まれ変わるときの歌と同じメロディなんですね(本当に今更)
あれは価値観が180度変わるときのメロディなんだなぁ…。
変わった結果、バルジャンは生まれ変わり、ジャベールは死へ向かう…。

知念ちゃんファンテーヌ。
たおやかで知的なファンテーヌだと思いました。
工場でもめたときも声を荒げず、冷静に話そうと努めている感じ。
ファンテーヌは、きちんと話せば相手にも分かってもらえると信じてそうしているんだけど、それが他のファクトリー・ガールから見ると「気取っている」と取られてしまうんだろうな…。
この、本人は良かれと思ってしていることが、周囲にはどうにも鼻につくというか裏目に出る感じ、やけにリアルだなと思いました。
あるよね、こういうの…学校とか職場とかでさ…(苦笑)

松原さんエポニーヌ。
正直、容姿は地味だと思う(すみません)
でも声がお名前の通り凛としていて、私は結構好みです。
演技も等身大の女の子って感じのエポニーヌ、応援したくなりました。
死ぬシーンで「これでいいの」とか「大丈夫」とか一生懸命言うのが、マリウスに心配かけまいとしてるのが伝わってきて健気だった。
あと、マリウスの胸を軽くトンって小突くみたいにしてたのが、「会うとじゃれ合ってたいつもの2人」の仕草って感じで泣けました。

小南さんコゼット。
特に不満もなく可愛かったですけど、小南さんのここが良かった!というほどの特徴も特になかったかな…。
何回も書いてるけど、ほんとコゼットって難しい役だと思う。

成長したコゼットの初登場シーンで、彼女が被っている帽子。
リトエポが被ってた青い帽子に似ているのが皮肉だよね。
エポニーヌはコゼットを見たとき、何とも言えない気持ちになるだろうなあ。
コゼットのほうはエポニーヌこと覚えているんだろうか?
今日の2人は、プリュメ街で顔を合わせたとき見つめ合ったりしていて、お互い覚えてる風だなと思ったんですが。

そういや、エポニーヌがバルジャンに預けたマリウスの手紙は、コゼットの手に渡ったんだろうか…。
「必ず渡す」と言いつつ、バルジャンが握りつぶした可能性もあるような。
原作には書いてあるのかな?

KENTAROさんテナルディエ。
たぶん初めてKENTAROさんテナを観たと思うんですが(忘れてたらすみません)、新鮮でした。
まずスタイルのいい若めテナルディエというのが新鮮。
そして初めてヤンキー系テナルディエを観たと思った(笑)
悪いけど、わりとカラッとしてるというか。
世間的には悪でも、彼らの文化の中の筋は通してるというか?そういう感じ。
モリクミさんマダムも好きですけど、これはぜひ、ほのかさんマダムとの組み合わせで観てみたかったです。
ヤンキー夫婦みたいになったんじゃないかと思うんですが、どうだろうか。

相葉っちアンジョルラス。
相葉っちも立派になって…(感涙)アンジョデビューおめでとう!
理生くんと比べたらそりゃ声量とかは負けますけど(…)でも素敵だったよ。
知的で爽やかリーダーなアンジョルラスでした。

グランテールは菊地まさはるさん。
壁に手をついて泣いているグランテールに後ろからハグする廣田ガブパイセン、迷いなくまっすぐ歩み寄るのが大変男前でした。

ガブローシュが死んだとき、彼の遺体を床に寝かせて、手を組ませてやったりした後、呆然と座り込んでいるグランテール。
最後の攻撃が始まってからやっと立ち上がり、アンジョルラスの前に。
そのグランテールをアンジョルラスが抱擁して(!)それからバリケードに登ってました。
あの抱擁びっくりしたなあ〜どういう意味だったんだろう…。
死への恐怖を感じているグランへの「大丈夫だ」という励ましとか、「先に行ってるぞ」という惜別とか…。
その後(学生たちにスポットが当たってひとりひとり撃たれるとこ)、両手を広げながらゆっくりバリケードを登っていくグランテールが、殉教者みたいにも見えました。

新演出版のテンポにはだいぶ慣れた。
幕開けからバルジャンが通行許可証を破り捨てるまでを一息に見せて、曲のタイミングに合わせてタイトルが映し出される演出は、壮大なプロローグみたいでカッコいいと思うようになりました。

さて、今日は30周年スペシャルウィークということで、記念のカーテンコールがありました。
何やるかを把握せずに行ったんですが、1時間もやってくれるとは思わなかった!
さすがチケ代が違うだけのことはある(笑)

今日の出演歴代キャストは、鹿賀さん、キーヨさん、禅さん、岡さん。
聖子ちゃん、山崎直子さん、白木美貴子さん、菊地美香ちゃん、中山エミリちゃん。
戸井勝海さん、本間識章さん、ツレちゃん、高谷あゆみさん。
留守晃さん、杉山有大さん、ロブ・ハウチェンさん。
あと、アンサンブルや子役メンバーから24名。
林アキラさん来ててちょっと嬉しかったです。
歌は聞けなかったけど。

まずは歴代キャスト&現役キャスト全員で「ワン・ディ・モア」。
その後が一部の歴代キャスト&モリクミさん司会によるトーク。
若干グダグダになっちゃって大丈夫か?と思ったりもしましたが(…)
モリクミさんが盆から降り損ねて、「夢やぶれて」前の山崎さんファンテーヌの後ろであたふたしていたという話が一番面白かったです。
ツレちゃんの佇まいが綺麗でスッとしてて、さすがです!となったヅカファンな私(笑)

それから歌唱披露、最初は聖子ちゃん「オン・マイ・オウン」。
短縮バージョンでしたが(「♪一人でも二人だわ」から)とても良かったです。
一気に世界を作り上げるのはさすがだなぁ。

鹿賀さん、キーヨさん、禅さん、岡さんの4人ジャベールによる「星よ」。
これも素晴らしかった!
最初に一人ずつ歌って最後は全員で歌うんですが、4人が4人とも良い声で、でもそれぞれに個性が際立ってて面白かった。

余談ですが、キーヨさんがロマンスグレーに髭を蓄えてらして、最初出てきたときバルジャンの扮装してるのかと素で思った。
いやホントにリアルバルジャンだよキーヨさん、そのまま衣装着てなんら違和感ないよ…。

この後かな?ビデオレターのコーナー。
サー・キャメロン・マッキントッシュ&クロード=ミッシェル・シェーンベルク。
アラン・ブーブリル。
ロンドンのレミゼカンパニー。
ブラジルのレミゼカンパニー。
レミゼ産みの親とも言えるお三方は、みんなダンディかつお茶目で素敵な紳士でした。
ロンドンカンパニーは女優さんが可愛くて、コゼット?エポニーヌ?配役教えて!ってなった(笑)
ブラジルカンパニーは「民衆の歌」を歌ってくれて(しかも途中から日本語で)、ブラジルと日本の国旗を交互に振ったりしてくれました。

ロンドンでマリウスを演じたロブ・ハウチェンさん登場。
短いインタビューの後、「カフェソング」披露。
これまた素晴らしかったです…一瞬でマリウスだった…!
ところどころ(ホントに少しだけど)英語が聞き取れたのも嬉しかった。

最後は全員で「民衆の歌」で締めでした。
「スペシャルウィーク?…何するかわかんないけどとりあえず押さえとくか…」くらいの気持ちでチケ申し込んだんですけど、当たって良かった!
観に行けて幸せでした。

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