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zoom RSS 不穏な明るさ

<<   作成日時 : 2018/05/16 21:05   >>

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【オペラグラスメモ】
「人形の家」
東京芸術劇場シアターウエスト

ノラ・ヘルメル:北乃きい
クリスティーネ・リンデ夫人:大空ゆうひ
ニルス・クロクスタ:松田賢二
ランク医師:淵上泰史
ヘレーネ:大浦千佳
トレヴァル・ヘルメル:佐藤アツヒロ
画像

タイトルとノラというヒロインの名前と、「女性の自立がテーマなんだよね?」という漠然としたイメージしか知らなかったイプセンの有名戯曲、初めて観ました。

夫に守られ、何不自由なく暮らすノラ。
未亡人になった友人に仕事の世話をしたことがきっかけで、夫に秘密にしていた過去をしられてしまう。
3日間でノラだけじゃない、登場人物全員の人生が変わる話。
衣装がそれほど時代を感じさせないせいもあると思うのですが、思ってたよりずっと現代っぽい話だと思いました。
古典という感じが全くしなかった。

ノラは無邪気で純粋な女性、という設定のようですが、北乃きいちゃんのノラは最初からどことなく不安定な感じがしました。
確かに無邪気だったけど、躁うつ病の躁状態みたいな不穏な明るさだなー、と。
ヘルメルやリンデ夫人とのやりとりも、何となく危なっかしくて綱渡りしてるみたい。
なので、最後、ノラが家を出ていくラストも、起こるべくして起きたという風に観えました。
ただ、ヘルメルは不穏さにぜんぜん気づいていなかったから、それはまあ混乱するよね…。

ヘルメルもクロクスタも、作品の時代の女性観によるところかもしれないけどちょっとDVに走りそうな雰囲気があるところが何とも。
パンフの対談で、リンデ夫人とクロクスタの愛は本物、というようなことも話されてたりするんですが、1幕のクロクスタの暴力性など見ていると、ホントに今後大丈夫か?とリンデ夫人のことが心配になってしまいます。
ノラもそうだけど、登場人物のほとんどに何となく不穏な空気を感じてしまって。
特に男性陣はなんか…愛はあるのかもだけどいつ「可愛さ余って憎さ100倍」みたいになるか分からない感じが安心できない。
リンデ夫人が唯一、話が通じそうだと思った。
あ、あとヘレーネも善良な人だと思います。

1幕でノラが着ていた衣装がとても可愛かったです。
淡い水色に花の刺繍のワンピース。

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