同じ仲間さ

【オペラグラス】
「どうぶつ会議」
こまつ座/新国立劇場 小劇場 THE PIT

ライオン:栗原類
ネコ:池谷のぶえ
サル:田中利花
カンガルー:李千鶴
ヒョウ:木戸大聖
トラ:中山義紘
ピエロ:谷村実紀

団長:立川三貴
学者:片岡正二郎
将軍:高田賢一
資本家:前田一世

ライオンのアロイス:大空ゆうひ
ゾウのオスカール:上山竜治
モンキーズ1:長本批呂士
モンキーズ2:横山友香
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たぶん初のこまつ座観劇。
ゆうひくん目当てだったんですが、作品自体もとても面白くて、観に来て良かった!と思いました。

原作はケストナー。
ケストナーの作品はいくつか読んだけど、これは未読だったので、今度読んでみようと思います。
舞台を日本に置き換えたり、観客を劇中の子どもたちに見立てたりする部分があったので、原作ではどうなっているのか気になる。

人間の大人たちのやること(戦争とか環境破壊とか)に憤った動物たちが、このままではいけない!自分たちが立ち上がらなくては!と、会議を開くことにする。

というのが、ものすごくざっくりしたあらすじです。
ストレートに胸を打たれるお話でした。
音楽劇ということでナンバーも結構たくさんあって楽しかった。
大人が観てももちろんいいんですが、これ、小学校の舞台鑑賞系の催しにとても向いている作品だと思う。

ゆうひくんは国際動物組合の理事長・ライオンのアロイス。
会議が始まった後は議長も務めます。
ライオン役というのはパンフを見た時点で知っていたのですが、雄ライオンだとは知らなかった。
栗原さんのライオンが「俺の兄貴が」と話しだしたときは「兄!?」とびっくりしました。
男役ならぬ、まさかの雄ライオン(笑)
性別不詳の美形という感じで素敵でした。
栗原さんライオンも髪が長かったし、2人とも手紙を書くときにペン先を2回ペロッと舐めてたり、兄弟らしさを感じて微笑ましい。
アロイスは優しくて、常に落ち着いていて品格を保ち、そして辛抱強い理想のリーダー。
動物たちの作戦が全部失敗してみんなぐったりしているときも一番最初に顔を上げて「がっかりしてはいけない」と言うのはアロイス。
人間たちの所業に憤りを覚えているけど「子どもたちの声に耳を貸してくれるはずだ」と人間たちを信じているのもアロイス。
カッコよかったなあ…。

動物たちの中で「個」としての名前があるのもアロイスとオスカールだけなんですよね。
それだけこの2頭が特別ってことなんだろうな。

どのキャストもキャラクターにハマっていて良かったです。
私は特にライオンとネコが好きでした。
ネコの気取った話し方が、都会派っぽくて好き。
あとネコ、「よーいドン」のタメのとき、ガラかめの1巻読んでたよね?(笑)

人間たちもキャラもビジュアルも児童書から出てきたみたいな「ザ・悪役」でした。
サーカスの団長とか宮沢賢治作品にいそうな感じ(これはケストナーだけど)

サーカスの動物たちが衣装の一部を変えてアフリカの動物になっていたの面白かった。
トラ=ペンギンはすごい大きかったから皇帝ペンギンかな?

セットはシンプル。
ハト便のとき、客席の天井を横切るようにハトが飛んでいく仕掛けがあって面白かったです。

衣装が絵本から出てきたみたいな感じで良かったな。
動物たちの衣装はカラフルだけど原色ではなくて、ニット素材とか多くて、フェアトレードなお店で売ってる衣料品みたいな(イメージ)
人間たちはピエロ以外、基本的に黒・グレー・赤の配色。
資本家が黒いコート、グレーに黒のストライプのダブルスーツ、赤いシャツとネクタイ、赤いマフラー、黒いハットで、すごくお洒落だと思った。
男役のゆうひくんが着たら絶対カッコいい!(笑)

「動物憲章の歌」を観客も一緒に歌うところがあるのですが、ピエロの指導のもとガチの練習が入る。
2回続けて観劇したので、2回目は完璧に歌えたと自負しています(笑)
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アサちゃんときりやんとFCからのお花。

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