遠く遠く

【オペラグラスメモ】
「群盗―Die Räuber」
宝塚歌劇団宙組/日本青年館ホール
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青年館でヅカを観るの久しぶり。
今年初の宙っ子たち!

原作はフリードリッヒ・フォン・シラーの戯曲です。
私は今回、初めて知りました。
ドイツの古典ということで、難しいのか?と思っていたけど、思っていたより分かりやすかった。
青春群像劇って感じです。

一番最初に「群盗たちは軍からも民衆からも追われる」「首領のカールは処刑される」「父も異母弟も愛した人も死ぬ」と、結構な悲劇であることが提示されます。
なので、そうなることは分かりながら観ていたのですが、それでもうるうるしてしまうところがちょいちょいありました。
カールと学生仲間=群盗たちのキラキラオーラがキラキラであればあるほどグッとくる…。

捕まる前に、カールが仲間たちひとりひとりに託すことが適材適所って感じで好きだし、そんな中、シュピーゲルベルクに「リーベを許してやれ」って言うのが…。
最後、群盗たちが白い衣装で一人ずつスポット当たって、冒頭と同じセリフを言うシーンはもう(涙)

もう1回観たかったです。

キキちゃんのカール、冷静に考えるとキャラとしては「爽やかな坊ちゃん」というだけかもしれないけど(フランツがカールを見て複雑な思いを抱くのが分かる)、カッコいい光のリーダーでした。
もえこフランツが「その手を取るのは生まれ変わったときに」とか言って息絶えるのも泣けた。
そう言いつつもカールに向かって手を伸ばしてはいるんだよね、フランツ…手が届かないと分かっているからこそ素直に手を伸ばせたのかなあ…。
じゅっちゃんアマーリア、健気で可憐なだけでなく、自分の意志を持っていることを感じさせるヒロインで良かったです。
衣装もみんな可愛かった。
こってぃが語り手も兼ねていたのですが、セリフが聞きやすくて感心しました。

というか、出てる子みんな上手かったよ!
りんきらやきゃのんはもちろんなんですが、一番の悪役ヘルマンのわんたも存在感すごかったし、群盗メンバーもみんな個性的で歌も上手くて。
下級生の多い座組と思えない安定感がありました。
下級生まで歌やセリフをたくさん聞けたのも嬉しかったです。
ここさくちゃんのグリムが「負けちゃだめだ」とか一生懸命言い募るところも良かったなあ。

フィナーレナンバーもとてもカッコよかった。
黒い衣装の男役群舞も、黒いドレスの娘役陣も。
キキちゃんが赤い衣装で出てくるのは「また赤なんだ」と思ってちょっと面白かったけど(笑)

最後のパレード?はみんな役に戻って出てくるのですが、役としてそれぞれ絡んだりしてるのも楽しかったです。
ヘルマンが笑顔でフランツの肩を抱いてたりさ!

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