若き日の恋

【オペラグラス】
「霧深きエルベのほとり/ESTRELLAS―星たち」
宝塚歌劇団星組/東京宝塚劇場
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アップするのが遅れましたが、先週と今週の2回、観に行ってきました。

お芝居は菊田一夫先生の作品をウエクミ先生が潤色・演出を手掛けたもの。
ウエクミ先生が入っているけど、いかんせん昔の作品だからどうなんだろうなー、とやや不安を抱えながらの観劇でしたが、面白かったです。
王道のメロドラマという感じ。
今の星組に思っていた以上に合っていたと思う。

ベニーのカール。
江戸弁ふう(?)のべらんめぇ口調で、ときどきセリフが聞き取りにくかったのが残念。
カールは言動はガサツだけど、情にあつい人なんだろうなーと思います。
妹のベティへの態度が「いいお兄ちゃん」感あふれてて好き。
マルギットと出会ったとき「家出娘は街で出会った男に酷い目に遭わされるもんだ」とおかしな理屈で彼女を丸め込むのが可笑しい。
「マルギット、幸せになれ!」と号泣するところは、本当は自分の手で幸せにしたかったんだろうな…と思って切なかったです。

愛里ちゃんのマルギット。
ブロンドの巻き毛のお嬢様で、昔の少女漫画から抜け出てきたみたいでした。
めちゃくちゃ可愛かった!マルギットの着せ替え人形がほしい…!
登場シーン、白いワンピに白い靴に白いトランクというオールホワイトコーデが港町でとても浮いている。
あの格好で家出してくるところがお嬢様だよな…。
他の衣装も全部可愛くて、私は特に淡い水色のワンピースが好きです。
怒るとピアノを弾きまくる。
そういう怒り方初めて見た…お嬢様…。

まこっちゃんのフロリアン。
とてもとても良い人。
あの貴族社会で、こんなに良い人に育つなんて、フロリアンの両親は余程の人格者なんだろうか…。
唯一、シュザンヌに「きみを愛することもあるかもしれない」とか言うとこだけはいただけないと思いましたが。
そんな期待持たせるようなこと言うなよ…優しさからの一言だとしても、あれは残酷だと思う。

マルギット(とフロリアン)がラストシーンで港に来たのは、どういう意図だったんだろう。
ただ、もう一度だけカールに会いたかったのか?
きちんと別れを告げたかった?それとも、やっぱりどうしてもカールが好きだと思って追いかけてきた?
あそこで、もし再会できたら、マルギットはどうするつもりだったのかな…。

かいちゃんはカールの船乗り仲間・トビアス。
銀橋ソロもあったし、ベティちゃんと幸せになったし、良かったね。
ベティちゃん(水乃ゆりちゃん)、訛ってるけどそれもまた可愛かった。
ベティの、おにぎりみたいな形の鞄も可愛い。


ショーはBSでお正月に観たときは、正直イマイチかな~と思ったのですが、生で観たら普通に楽しめて良かったです。
生の魅力と、星組子の熱量&底上げ力(?)のおかげですね。
中村先生は星組子に感謝した方がいい(真顔)

プロローグの青×金(トップコンビは紺×金→白×金)の衣装はシャープかつ豪華で好きです。
特に娘役のドレス。
2階席まで客席降りがあって嬉しかったです。
7列と8列で観たので、下級生がかなり近くで観られたけど誰だったのかは分からず残念…。
みんな顔ちっちゃかった!

2章はJ-POPメドレー。
かいちゃんのPOPSTARは、曲の世界観がかいちゃんの男役像に合っていていいなと思いました。
周りのみんながカラフルな色合いの衣装なのも可愛い。
特に娘役ちゃんたち、みんな可愛かった。

3章は世界観がよく分からない(…)
黒系衣装の、ちょっとロックテイストな場面です。
娘役がベレー帽にストレートロングの鬘を合わせているのが大好きなんですが、今回の愛里ちゃんもとても可愛かった~。
りらちゃんが小さめの帽子に外ハネのボブにしてたのも可愛い。
暗転中、髪をカッコよくかき上げながらポジションについてた男役さんがいて「!」と思っていたらミッキーだった。
ですよね!さすがだ。

4章はK-POP。
まこっちゃんの歌がとても上手い。
せおっちがカッコよくて、かなりオペラ固定で観てました。
せおっちはここ1年くらいでめきめきカッコよくなりましたね~。

5章は洋楽メドレー。
愛里ちゃんが娘役を率いて踊るところが大好き!
ストレートロングのポニテを翻し、スリットドレスで色っぽくカッコよく踊る。
Sっ気というか、攻め度全開の愛里ちゃん大好きです。
見た目は砂糖菓子だけど劇薬みたいなの。

6章は「銀河鉄道の夜」モチーフ。
だけど、なんでサソリが悪役っぽく出てくるのか分からない。
確かサソリは、みんなのために自分の身体を燃やしているのに…。
中村先生と解釈違いです。
無理に銀河鉄道じゃなくても、フワッと星空の世界くらいの設定にしとけばよかったのではと思います。
(場面としては別に嫌いじゃないんですが)

フィナーレ、せおっちのソロ銀橋。
ひえーいつのまにそんな堂々として…!?
95期って、まこっちゃんとかれいこ、あーさ、ずんちゃんとか、わりと早くから抜擢されてた子が多いけど、そこへ更にせおっちまで出てくるとか恐ろしいですね!

お芝居でもショーでも、今回で退団のカトリーヌのソロがあって良かった。
どっちも素敵でした。

かいちゃんも見納めなので、かなりガッツリ見ました。
笑顔がたくさん観られて嬉しかったです。


今回のショー、既成の曲がとても多い。
別に使ってもいいんですが、「なんでいまこの歌?」みたいに、使う意味がよく分からないことが多かったのがイマイチ感を増していると思う。
2章は良かったけど。
中詰のチャンピオーネは、そこだけ抜き出せば盛り上がってたし楽しかったけど、なんでここでこの歌?というのは謎のままだったし、黒燕尾群舞の突然の情熱大陸には戸惑いを隠せない。
既成の曲を使うなら、「ここでこの曲…なるほど!」とか「○○さんの歌うこれが聞けるなんて嬉しい」と思えるような使い方をしてほしいです。

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